日越外交関係樹立45周年
この度、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターでは、ソロ/デュオのダンス4作品による公演「J-Dance」を開催いたします。
日本ではダンスや演劇、パフォーマンス等の公演やフェスティバルが各地で数多く行われています。そのスタイル、内容は様々で、多くのパフォーマーが自分らしい表現を追及しています。これまでに、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターでは、マイム、コンテンポラリーダンス、ストリートダンス、ノンバーバルシアターなど、さまざまな舞台作品の公演を毎年行ってきました。本年も、日本で行われているダンス、身体表現の多様性を紹介するため、特定のジャンルにこだわることなく、J-Danceと名づけて様々な4作品による公演を実施します。
今回は、国内外のフェスティバルで活躍し、海外作品にも参加する5名のダンサーを招へいし、コンテンポラリーダンスや舞踏など、それぞれのスタイルで表現される4作品の公演を行います。
[ハノイ] | ||
【日時】 | 2018年12月7日(金) | [開場]19:30 [開演]20:00 |
2018年12月8日(土) | [開場]19:30 [開演]20:00 | |
【会場】 | ベトナム青年劇場/Nha Hat Tuoi Tre(11 Ngo Thi Nham, Hanoi) |
[公演内容] | |
・謝歌 | 振付・出演 大塚郁実 |
・AFTER RUST | 振付・出演 鈴木竜 |
・AFTERGLOW | 振付・出演 石井則仁 |
・しゃべりだす身体 | 振付・出演 木原由香舞踊団(四戸由香、木原浩太) |
入場料無料ですが、チケットの事前入手が必要となります。
入場券配布(お一人につき2枚まで)
[ハノイ]
日 時: 11月30日(金) 12:00~
場 所: 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(27 Quang Trung, Hoan Kiem, Hanoi)
[問合せ先]
担当:河井
国際交流基金ベトナム日本文化交流センター
27 Quang Trung, Hoan Kiem, Hanoi, Vietnam TEL 024-3944-7419 www.jpf.org.vn www.facebook.com/japanfoundation.vietnam
プロフィール
大塚郁実
‘93年生まれ。18歳のときに幼少から師事していた柴田恵美の影響でコンテンポラリーダンスの世界を知る。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コースを卒業し、芸術学部長賞を受賞。在学中から柴田恵美、酒井亜矢、小笠原大輔など多ジャンルの作品に出演しつつ、『lonely』、『春に』、商店街のカフェでの単独公演『道中』などの自作も発表する。『It isn’t a story about war.』で「ダンスがみたい!新人シリーズ15」にてオーディエンス賞を受賞。現在、梅田宏明のSomatic Field Project、鈴木竜を芸術監督とするL.A.B.に参加している。
[作品について]
『謝歌』(ソロ) 振付・出演:大塚郁実
人が生まれながらにして背負ってくる”原罪”についての作品。
鈴木竜
英国ランベール・スクール在学中、Rambert Dance Companyの全英ツアーにおいてイツィック・ガリーリ振付<A Linha Curva>に出演し全英ツアーに参加。卒業後、Phoenix Dance Theatreに入団、作品のほとんどに主要メンバーの一人として出演。2012年に退団後、ロンドンオリンピック開会式においてアクラム・カーン振付セクションに出演。帰国後、日本を拠点にシディ・ラルビ・シェルカウイ、フィリップ・デュクフレ、平山素子、近藤良平、インバル・ピント/アブシャロム・ポラックなどの作品に出演。また振付家として、<Agnus>(2013)は神楽坂セッションハウスより第3回セッションベスト賞を受賞。横浜ダンスコレクション2017コンペティションⅠでは、ソロ作品<BU>(2015)で「若手振付家のためのフランス大使館賞」、「MASDANZA賞」、「シビウ国際演劇祭賞」をトリプル受賞。
[作品について]
『AFTER RUST』(ソロ) 振付・出演:鈴木竜
ダンサーとしての自身の身体性を探求するソロ作品。「“錆(さび)”の後には何が起こるのか?(What is the next stage after rust?) 」という疑問にもとづき、自身の肉体的、そして精神的な錆をテーマとする。時間の流れとともに変容する物質としての身体と真正面から向き合った時、どのような世界が見えるのか――。
石井則仁
振付家、舞踏家、DEVIATE.CO芸術監督。17歳からストリートダンスを踊り始め、様々なダンスコンテストにて入賞。数々のアーティストのバックダンサーやCM・テーマパークダンサーなどで活躍後、2006年活動場所を舞台空間へ移行。大橋可也&ダンサーズ・辻本知彦・大駱駝艦など様々なカンパニーの国内外の公演に参加する傍ら、蜷川幸雄や宮本亜門の演劇作品にも出演。2007年よりソロ活動を開始し、現代人の肉体に宿る狂気と普遍性のある美をコンセプトに人間の心理に働きかけ、社会の真理を問う舞台芸術作品を作り続ける。2010年より日本を代表する舞踏カンパニー山海塾に在籍。ソロ活動としては、2013年、2015年にソウルインターナショナルコレオグラフィーフェスティバルにて2度の総合準優勝。ストリートダンスの身体構造を混ぜたコンテンポラリーダンスや舞踏のワークショップをマレーシア・韓国・シンガポールなど国内外にて多数おこなう。
[作品について]
『AFTERGLOW』 振付・出演:石井則仁
無意識下の認識。私たちは無意識のうちに不確かな外部環境に反応している。「感覚」とは環境に順応することであり、体の内と外の情報を取り入れることである。「認識」とは、過去の学習、知識、経験から、知覚器を通して情報を編集し、漉し取ることである。人は、情報のほとんどを視覚から得ている。視覚を失い、聴覚や想像に頼らざるを得ないことで空間や存在は別のものとなる。観客は、無意識に非現実の世界に誘われ、その状況に順応する旅に出ることとなる。そして、またここに戻ってくるのである。
木原由香舞踊団 (四戸由香、木原浩太)
遊びの中から出てくる動きを基本に、ユニセックスな作品を創り出す。海外や地方でのパフォーマンスなど、活動の場を広げている。第25回こうべ全国洋舞コンクール優秀賞。ダンスサミット2012 in Japanグランプリ。
[作品について]
『しゃべりだす身体』振付・出演:木原由香舞踊団
(四戸由香、木原浩太)
言葉と身体 連鎖する呼吸