2025年度より、日本語能力試験(以下、JLPT)の結果にヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)レベルの参考表示を追加することが決定されました。なお、JLPTのN5~N1の5つのレベル分けおよび各レベルの認定の目安、試験科目、試験問題の構成は変わりません。
日本の文化庁による「日本語教育の参照枠」(報告)において、学習・教育内容の多様化が進む中、各試験が判定する日本語能力についての共通の指標を整備し、利用できるようにすることが必要となってきたと考えましたため、2025年以降は以下の通り、グローバルスタンダードの指標であるCEFRレベルの参考表示を追加することとなりました。
・CEFRレベルの参考表示は、2025年第1回(7月)試験から開始する予定です。
・JLPTの各レベルの総合得点(0点~180点)に対応するCEFRレベルの参考表示を成績書類に追加し記載します。
・JLPTのN5~N1の5つのレベル分けと、各レベルの認定の目安、試験科目、試験問題の構成は変わりません。
なお、現在SNS上において、日本語能力試験のレベル分けについて、正しくない情報の発信が見受けられますが、正確な情報については、日本語能力試験の公式サイトで公表されているものがすべてです。